20代の不妊治療ノート#AIHトライ中

29歳、不妊治療を開始して2年。初めてのAIH(人工授精)挑戦中♪

流産その後。12週未満の胎児の供養は、思ったより大変でした。

わたしは妊娠11週間近で赤ちゃんの心拍がとまり、

そのまま自然流産となりました。

これまでずっと無宗教で、

「正直、お葬式の必要性ってよく分からないなあ」

と思っていましたが、

初めて「きちんとお空にいけるよう、供養したい」という気持ちになりました。

 

きっと、赤ちゃんを無事に産んであげられなかった後悔からきているんだと思います。

そんなことをしても何も変わらないし、

自分の気持ちに区切りをつけたいだけかもしれません。

 

それでも、わたしたち夫婦のところにきてくれた感謝をこめて、

ちゃんと送り出すためにどういう供養をしたら良いか調べました。

病院で検査に出した胎児は、埋葬ではなく処理なのかも

「もし手術までの間に赤ちゃんが出てきてしまったら、検査しますので取っておいて持ってきてくださいね」

と病院からは言われていました。

なので、流産してしまったあと病院に電話すると、

「子宮外妊娠や、胞状奇胎などの奇形でないことは今までの診察で分かっているので、検査をしても得られることは少ないと思います。持ってきていただければこちらで処分しますが、ご自宅で処分いただいても大丈夫です。」

とのこと・・・。

(ちなみに、持ってくる場合はジップロックなどに入れるか、ナプキンなどの紙にくるんで持ってきてください、とのことでした。)

また、病理検査にまわると、そのあとは私の手元に帰ってくることはなく、病院から業者に渡して処理、となるようです。

 

処分、という言葉がとても衝撃的でしたが、

12週未満の場合、大きなくくりでは「廃棄物」という扱いになるそう。

きちんとした取り扱いを、という通知はありますが、自分の住む地域や病院の実態がどうなっているかはわかりません。

どのように取り扱っているか、というアンケート調査もありました。

中絶胎児を廃棄物処理業者が取り扱うことの有無については、取り扱うことが「ある」のは21県および11保健所設置市で、全体の30.8%でした。また、「ない」としたのが57.7%、「不明」が11.5%でした。

(引用元:日本産婦人科医会 12週未満の妊娠中絶胎児の取り扱いについて

 

つまり、

病院で預かってもらった後、ちゃんと供養してもらえる保証はない。

廃棄物として処理され、ゴミと一緒に焼かれる可能性も0ではない。

ということだと思います。

 

もちろん病院が悪いということではありません。

供養したり、火葬したりするには、相当の費用がかかります。

業者選定などの手間もかかります。

 

しかし、短い間だったけど頑張ってくれた赤ちゃんがゴミとして処理されるかもしれないと思うと、

どうにもかわいそうで、

病院に預けず、わたしたち夫婦で供養することにしました。

12週未満で産まれてしまった赤ちゃんは火葬してもらえない?

まず考えなければいけないのは、赤ちゃんをどうするか。

水子供養というのはお経をあげてもらったり納骨したりがメインで、それまでの過程については書かれていません。

どこかの火葬場にお願いしようと思って調べたり問い合わせたりしてみたのですが、12週未満の胎児はどこも火葬してくれないようなのです。

なぜかというと、火葬の許可証がないから。

 

火葬場で火葬していただくには、許可証が必要です。

その許可証は、医師が発行する死産の証明書がないと発行してもらうことができず、12週未満で産まれてしまった赤ちゃんは「死産」ではなく「流産」になってしまうため、死産の証明書を発行することができないんだそうです。

死産届の必要書類と手続き 出生届の書き方・記入例と出生届必要書類と手続き

※もしかしたら、病院によっては12週未満でも発行してもらえるのかもしれませんし、民営でも中には証明書なしで火葬してくださるところもあるのかもしれません。

ただ、複数の病院・火葬場に問い合わせしましたが、いずれも「できない」という回答でした。

 

お庭などがある人は、片隅にお墓を作って埋葬する、というのも良いかもしれませんが、

私はマンションに住んでおり、両方の両親も遠方。

どこかにお願いできないか、といろいろ探しまわりました。

その中で受け付けていたのが、下記のお寺さんでした。

問い合わせてみると、ペットの火葬炉であれば、火葬していただけるとのこと。

(もちろん、ほかのペットさんたちと一緒ではなく、赤ちゃんのみで火葬していただけます。)

 

ペット用の火葬炉、というところに引っかかる方もいるかもしれませんが、

自分たちで見送ってあげられること、

夫婦ともに動物好きなので、きっと一緒に遊びながらお空にいくだろう、というように納得し、

なによりも廃棄物として扱われずちゃんと供養できることを最優先にし、

火葬をお願いすることにしました。

 

※ほかのペット専門業者さんにも問い合わせてみましたが、

やはり人間の赤ちゃんを受け付けてくれるところはなく、

いいですよと言ってくださったのは、お寺さんと提携している上記の業者さんのみでした。

 

水子供養はたくさんあるけれど、

12週未満で生まれてしまった赤ちゃんの供養をしてくれるところも

もう少し増えたらいいのになあ・・・と思います。

火葬までの準備と、当日の流れ

(後日ふりかえって書いているので、ちょっと忘れているところがあるかもしれません。)

 

↑のブログにあるとおりに問い合わせしてみると、

火葬業者さんと日程を調整の上、日時が決まりました。

電話先の方も「ペットと同じ火葬炉になってしまいますが・・・」と恐縮しておられる様子。

それでも、対応していただけることが本当に嬉しかったです。

 

どうやって赤ちゃんを連れて行くか迷ったのですが、

火葬炉にいれるときに直接みえないよう

(見た目はちょっと生々しいので、私たち以外が目にして気分を害されないように)

 

ひとつだけ用意していた新生児用の肌着をちょっときりとり、

小さなおくるみをつくって、そっと包んであげました。

また、小さくて遺骨は残らないので、

10円玉の上に赤ちゃんをのせて火葬し、影をうつします、とのことだったので、

10円玉も用意しました。

 

当日、お寺の個室の待合室?で受付をしてもらい、

業者さんが到着したら、駐車場の火葬車まで移動します。

(そのまま駐車場での供養になります。)

 

そこで簡単につくってもらった棚に、

お寺で用意していただいた位牌と、持って行ったお菓子をお供えして

お経をあげてもらいました。

名前はつけていなかったのですが、しっかりとお経をあげていただけて良かったです。

 

そこから、10円玉の上に赤ちゃんを寝かせ、火葬を待ちます。

たしか30分くらいだったと思います。

 

終わったら10円玉を小さな骨壷にうつしました。

骨壷も業者の方が用意してくださったのですが、

小さな骨壷でも大きすぎるほどでした。

 

10円玉の上に、赤ちゃんのものかおくるみのものかはわかりませんが

わずかに灰がのこっていて、

とばないように丁寧に対応していただいたんだなあ、と感謝しています。

12週未満の流産。供養して良かったと思っています

(2019.4 追記しました。)

久々にこの記事を読み直して思うのは、

あのとき自分が思うようにしっかり供養してあげて本当によかった、ということ。

 

もしかしたら夫は、

ここまですることが大げさだと思っていたかもしれません。

でも文句なんて一言も言わず、私の意見を尊重して一緒に供養してくれました。

 

おなかにいたのは数週間でも、

待望していた赤ちゃんを流産してしまったことはとてもダメージが大きく、

その後なんども落ち込むことがありました。

 

しかし、きっちり自分の思うように供養してあげられたことで、

気持ち的にもひと区切りついて、職場復帰もスムーズにすることができました。

働いていると気がまぎれて、また、妊活も再開する意欲をもつことができました。

 

結局流産から数ヶ月たってまた妊娠することができ、

あの時流産してしまった子も応援してくれていたのかな、

とも思ったりします。

 

流産は、時期かかわらず、

妊婦さんにとっても旦那さんにとっても大変つらいことだと思います。

しっかり向き合って乗り越えていくために、

辛いご経験をされた方が納得できる供養をできますように。

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